選挙と音楽の関係について考えてみた
来たる7月21日(日)、第25回参議院選挙(参院選2019)が行われますね。
選挙というと若者の投票率の低下が問題視されています。
筆者はアラフォーなので若者ではありませんが、もちろん投票にいきます。
話題の動画
そんな中、こんな動画が話題になっているようです。
動画の主旨としては、「本当に選挙に行くな」というものではありません。
選挙へ行かないことのリスクをかなり強烈に表現した動画です。
個人的にはとても面白いアプローチだと感じました。ぜひ見てみてください。
選挙と音楽
選挙や政治の若年層の参加率低下は、年金、教育、医療などが課題として取り上げられるのを見かけますが、当サイトは「音楽に関するウェブサイト」なので、筆者が考える「選挙と音楽の結びつき」を書いていきたいと思います。
音楽と選挙ってなにが関係あるの?
そもそもですが、選挙とは、自分たちの住むエリアの代表者を選出し、代表者が政治に参加することで、一人一人の意見を国の運営に反映する、というためのものですよね。
なので選挙=政治参加と言えます。
「政治参加なんて興味ない!」という方も少なくないと思うのですが、筆者は今まさに、音楽に政治が影響を及ぼし始めていると考えています。
音楽と選挙の関係性として、筆者が重要なキーワードとして考えているのが「少子化問題」です。
音楽と少子化問題?
となるかもしれません。
マイノリティーな突き抜けた音楽が生まれにくくなる
音楽大好き人間の筆者はこれを危惧しています。
みなさんもご存知の通り、音楽には様々なジャンルや、ヒットチャートに載る音楽、インディーズでインディペンデントな活動から生まれる音楽など、多種多様です。
そんな中でも、ひときわ個性的な音楽ってありますよね。そんな音楽って好きな人はめちゃくちゃ好きだけど、興味のない人にとっては、嫌悪すら感じる対象になることがあります。
そういった「ひときわ個性的な音楽を奏でるアーティスト」の人たちに、音楽活動に専念してもらえるってすごく素晴らしいことだと思いませんか?
ミュージシャンにとって現実的な問題として、聴いてくれる人が少ない、ということは金銭的に音楽活動の継続が困難ということに繋がるでしょう。
そうすると、プロのミュージシャンとして活動するためには、より多くの人が聴いてくれそうな音楽に寄せてしまうという心理が働くかもしれません。
もしくはプロではなく、副業ミュージシャンとして片手間での活動に制限されます。
できれば独創性を極める人たちには、その道に専念してもらいたいですよね。
50年後に4000万人減少
そんな試算が出ていたりします。
2019年時点でおおよそ1億3000万人ほどの人がいる状態で、色々な音楽シーンがありますが、そこから4000万人も音楽を聴く人がいなくなる、ということです。
130人のキャパの満員ライブから40人いなくなると、どうですか?寂しい感は否めないですよね。。
音楽の商業性
特にロックやパンクの音楽シーンでは「商業性」という言葉にネガティブなイメージがありますが、筆者の考えでは、「特定の音楽を好む人口が多くなれば、商業性を中心に置かず、アーティストが表現したい音楽の創作に専念できる」と考えています。
商業性に軸足を置かないためにも、独創的なミュージシャンが活動を続けられるための最低限のお金を生む必要があるということです。
特に日本語の音楽
商業性関係なく、純粋に海外の音楽が好きで英語詞の楽曲を作っているミュージシャンも多いと思うのですが、人口減少が進むと、人の多い商業エリアを目指して海外(英語)を視野に入れてくる場合もあるでしょう。実際、海外のアーティストが「英語」という共通言語の中で、世界中を飛び回って音楽活動をしています。そうすることで、各国に点在する共通の音楽的嗜好を持つ人たちとの接点を作っています。
そうなると、日本語で独創的な音楽のマーケットはこれから減る一方ではないでしょうか。
英語を理解できない筆者のような人間が、歌の言葉に心を打たれる機会も減ってしまいます。
最後に
筆者の希望する世界を極端に表現すると、
選挙に行く→少子化対策の進めてくれる人に投票する→選ばれた議員の方が少子化対策を成功へ導く→人口が増える→独創的な音楽を好きになる人が増える→独創的なミュージシャンが活動しやすくなる→日本の音楽シーンが発展していく
と、いう流れです。
最高ですね。
今、会社の同僚や、大学の同級生の中で、この音楽を好きなのはごく一部だけ、という場合、人口が増えれば、共通の音楽趣味を持った友人が増える可能性があるのでは、と考えています。
あくまでも少子化対策を重要視しているのは筆者のスタンスですので、賛否や優先度の違いはあって当然です。
ただ、音楽が好き、という理由から、選挙に行く、ということもあるのではないでしょうか。
ぜひ、音楽好きの皆さんも、自分の描く世界を実現するために、自分たちの代表者の背中を押すべく、選挙へいきましょう!
投票自体は行けばあっという間に終わりますよ^^