THE CIRCLE / Crystal Lake
ジャパンヘヴィネスのネクストステージ
日本のメタルコアバンドCrystal Lake。
メタルというカテゴリーの場合、スクリームのボーカル、ヘビーでエッジーなギターリフ、というある程度定型化された部分があるため、好きな人でないとバンドごとの色を認識するのが難しいかもしれません。
メタル系を深くは聴いていない筆者ですが、この楽曲は鮮やかな色を感じました。
特に筆者がシビレたのはサビが泣きメロにならない点です。
ヘヴィネス系の音楽を聴きやすくしたり、楽曲ごとの差を生むために、サビで強力な泣きメロを入れるケースというのは多いと思います。それ自体はとても筆者も好きなのですが、この曲はそうしなかった。それが新しい。かと言って、サビが弱いかというとそうではなく、エッジーな程よいメロディーを入れることで楽曲内の最初から最後まで一つの筋が通っています。
終盤にはcoldrainのボーカルMasatoが参加し、ハイトーンのメロディーを織り交ぜる。
このコラボレーションはさらなる衝撃でした。
各々の個性をぶつけ合い、すばらしい化学反応を起こしています。
筆者的に、kornのジョナサン・デイヴィスとLimp Bizkitのフレッド・ダーストがコラボレーションをした時の化学反応と同じ熱量を感じました。
ミュージックビデオもそのコラボレーションを素晴らしいアートを感じる映像で盛り上げてます。